11月1日は紅茶の日
11月1日は紅茶の日です。
その由来は1790年11月1日に伊勢の国出身の船頭大黒屋光太夫と言う人物がロシアの女帝エカテリーナ2世のお茶会に招かれ日本人として初めて外国での正式な茶会で本格的な紅茶を飲んだと言う逸話からきています。
しかしどうして日本人の船頭が遠く離れたロシアの皇帝のお茶会に招かれることになったのでしょうか?
江戸時代1782年12月9日
伊勢の国の白子港から江戸に米や綿などを積み向かったところ、嵐に見舞われて遭難してしまいます。
約7ヶ月もの間漂流
そして
ロシア領の小さな島アムチトカに上陸。
厳しい寒さの中多くの仲間を失いながらもこの島で約4年を過ごし帰国嘆願のためにシベリア本土のカムチャッカ半島へ渡ります。
しかし
当時の日本は鎖国状態。。
嘆願を却下されてしまいます。
それでもあきらめず帰国許可を求めてシベリアを横断し
首都ペテルブルクに1791年2月到着。
アムチトカ漂着から8年もの歳月が過ぎていました。
光太夫は女帝エカテリーナ2世に直接帰国の許可をお願いしました。
その並々ならぬ苦労と努力を深く同情した皇帝はすぐに帰国許可を与え翌年光太夫らはオホーツク港からついに帰国の途についたのです。
帰国までの間、エカテリーナ2世の文化的事業に協力をしたようで
こうした貢献からペテルブルクを離れる直前の
1791年11月1日
光太夫はエカテリーナ2世のお茶会に招かれ日本人として初めて本格的な欧風紅茶(ティーウィズミルク)を楽しんだと言われています。
きっといろんな困難を乗り越えた光太夫は
カテリーナ2世を始めとするロシアの人々の温かい心に触れ、
おいしい紅茶とお菓子を楽しんだひとときは
きっと穏やかな気持ちに満ちていたことでしょう。
普段、慌ただしく日々を過ごしている私達もホッと一息つくいっぱいのお茶をいれてみませんか?
リーフでも
ティーバッグでも
カップ&ソーサーでも
マグカップでも
ストレートティーでも
ティーウィズミルクでも。。
あなたが飲みたい!と思うスタイルやテイストで
11月1日紅茶の日を楽しみましょう。